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カフェレポート

「TOKUSHIMA COFFEE WORKS(旧 珈琲美学)」
徳島県徳島市山城西1-7
TEL:088-655-8877
http://news.coffee-w.jp/?cid=26614
珈琲美学の珈琲ギフトパッケージ
ろう引き袋は水漏れを防止するための加工を施した紙袋だが、今はあまり使われていない。高度成長期に躍り出た石油製品との価格競争に敗れ、姿を消しつつあった。未だに使われているのは、鮮魚市場周りとチェーン店のドーナツシートくらいだろうか。私の記憶でもコールドドリンク用の紙コップがろう引き(ワックス塗布加工)からポリエチレンラミネートに変わり、ハンバーガー袋もワックス含浸加工からポリラミに変わった。多くの容器や袋がポリラミに加工され、その使い勝手の良さが歓迎され、かつローコストの優等生としてもてはやされてきた。今回、珈琲美学で採用いただいた珈琲豆バッグは、ろう引きのクラフト袋である。敢えて必要最小限の機能に絞り、作り手の心を伝える表情に拘った素材選択であった。オーナー自ら絵柄を描き、日本の伝統色を用いて印刷し、袋の口を折り込んでから紙縒り(こより)で留める。その紙縒りは3色を揃える。焙煎人としての珈琲への拘りと、上質な珈琲を求める顧客への深い感謝を形にしている。包むことの大切さを古から学び、今を表現した力作である。
パッケージデザインは地元徳島で活動する立花かつこ氏。珈琲美学の珈琲豆ギフトパッケージは社団法人日本パッケージデザイン協会Package Design Awards in Japan 2007の入選作品に選定された。珈琲豆という洋の商品に、和のろう引き袋と漆黒の貼り箱を合わせた見応えのある作品である。珈琲に和の心で接すればいくつかの答えが見つかるのかも知れない。そういえば弘前の成田専蔵氏の主宰するコーヒー茶会や、サザコーヒーさんの謂れである且座喫茶が、静かな広がりをみせているこの頃である。
・立花かつこ氏 http://www.jpda.or.jp/myworks/west_p/tachibana/index.html
・成田専蔵珈琲店 http://www.naritasenzo.co.jp/coffee/Jyousenji.htm
・サザコーヒー http://www.saza.jp/saza_jp/saza_beans/saza_cafe/index.html