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カフェレポート
CAFFE ANTOLOGIA

「CAFFE ANTOLOGIA」
東京都渋谷区富ヶ谷1-12-7タムラビル1F
TEL:03-3485-7865
渋谷区富ヶ谷1丁目、代々木公園交番からほど近く、イタリアの街角にあるバールを彷彿させるような小さなカフェがある。 店名は「CAFFE ANTOLOGIA」。イタリア語のANTOLOGIAとは「作品集」とういう意味なのだが、来店していただくことで、 お客様とお店のシーンを重ね、豊かな作品集を残してもらいたいというオーナーの想いが込められている。 またイギリスのパブにも似て落ち着いた雰囲気のお店では、ヨーロッパを始め様々な国の方々がコーヒーを楽しんでいる。 ここは隣接するインターナショナルスクールのお母さんたちの、憩いの場でもあるのです。ANTOLOGIAのカプチーノは、 エスプレッソの本場の方々に好評で、ミルクに負けない本格的なエスプレッソと、クリーミーなミルクフォームの絶妙なバランスと 美味しさが支持されています。
オーナーの柳生真志さんは、「カフェを通してライフスタイルを提案したい」と言います。生活の一部として カフェを利用していただきたいと考え、味に妥協しない姿勢がその言葉からも心地よく伝わってくる。 もちろんエスプレッソの味だけでなく、ハートに店名を描いたラテアートやネコのデザインカプチーノは必見です。
オーナー自らが描いたかわいい動物のカプチーノは、一瞬、口に運ぶのをためらうほどの出来映えで、お客様の笑顔が弾け、 歓声があがります。オーナーを始め、スタッフ全員が高い技術を持つことで、いつお客様が来ても同じ味、 同じサービスを提供できる強みが「CAFFE ANTOLOGIA」を支えています。
SCAJ(Specialty Coffee Association of Japan)が主宰するジャパンバリスタチャンピョンシップ2008は、多くのバリスタが地方予選から参加して激戦を繰り広げましたが、 ここCAFFE ANTOLOGIAも大会に参加する実力を充分備えています。憧れが叶って導入した、真新しいLA-MARZOCCO Linea-2を駆使するオーナーバリスタの姿は、 日本のカフェの進化を如実に物語ります。
今や多くのカフェが真剣にエスプレッソに向き合い、ラテアートやデザインカプチーノの腕を磨いているのです。 そして本年10月には、 本格的な準備とトレーニングが必要なバリスタチャンピョンシップ2009に加え、いよいよ国内初となる第1回ラテアート大会がスタートします。 この大会はバリスタのラテアート技術を公正な立場で審査するもので、バリスタチャンピョンシップを超える参加者数と激戦が予想されます。 今後はカフェの現場で働くバリスタの大きな目標となることでしょう。
国内のエスプレッソの普及を辿れば企業と個人の先進的な取り組みが随所に見られますが、こうした努力がもたらしたバリエーションコーヒーの拡がりは、 もう後戻りすることはない筈です。そして趣味とは言え、驚くほど高い技術を持つホームバリスタたちの大会参加もまた期待されます。 彼らがエスプレッソの普及に果たした役割はとても大きいものがあるのですから。
最後に開店後3年を迎えた日々の中で、一番嬉しかった事は何でしょうと質問すると、少し間をおいて、 「お客様に感謝された時です。最終的にはそれしかないですね」と噛みしめるように言葉が続きます。 自ら味に拘りを持ち、技術を磨き、常に美味しいものを提供し続けるという心地良いプレッシャーの中で、 柳生オーナーからは、プロの重みを充分に感じる一言が返ってきたのです。