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社長コラム
元住吉駅のCoffee&Baby

「Coffee&Baby」
神奈川県川崎市中原区木月1-32-16
TEL:044-577-4288
http://www.coffeeandbaby.com/
JBC2010で盛り上がる7月下旬に、有力バリスタがオーナーを務めるカフェを訪問しました。川崎市中原区木月は元住吉駅のほど近くに、子供連れでも安心して入れる素敵なカフェがあります。 2009年 6月 23日にオープンした「Coffee&Baby」は平日のランチ時に多くの親子連れで賑わいます。子供とママの笑顔溢れるこの空間は、他のお店には見られない沢山の工夫が詰まっているのです。
オーナーの水谷敏氏は、日本のエスプレッソ文化の草分けの一つであるマキネスティーに3年勤務していた本格派バリスタです。 開業前、当時10ヶ月のお子さんを連れて出歩くことの多かった水谷氏は、小さい子供を連れてカフェに入る困難を体験します。 時として大きな声で泣いたり、ぐずったり、おむつの交換が必要だったり、赤ちゃんが入れる雰囲気ではなかったりと。 また周りの人への迷惑も、いつも以上に気になってしまい、心からくつろぐことが本当に難しいと感じました。巷に見かけるお子様専門のカフェではなく、赤ちゃんや小さな子供を連れたお母さん、お父さんが心おきなく楽しめるカフェを目指したのです。
ラテアート
カウンター写真 店名の「Coffee&Baby」は、文字通り赤ちゃんや小さな子供連れにも、美味しいコーヒーが楽しめるカフェを現します。そして子供連れでない方には、お店の中に赤ちゃんや子供がいることを認識してもらい、店内ではトラブルが無いようにとの配慮でもあります。しかし「Coffee&Baby」が一味違うのはコーヒーへの拘りです。お店に一歩入ると真っ赤なマルゾッコFB-80が目に飛び込み、エスプレッソコーヒーベースの本格的なカフェであることが判ります。使用する珈琲豆は、スペシャルティーコーヒーの旗手である丸山珈琲から調達。バリスタ一押しのドリンクは「カフェラテ」です。シングルオリジンで抽出するエスプレッソと、フォームドミルクを絶妙なバランスで合わせたカップには、自慢のラテアートが描かれて目で見る楽しさも提供しています。またコーヒーはカフェインレスのデカフェを使ったメニューも用意し、妊娠中や授乳期のお母さんたちの体を気遣います。
ファサードに設けたスロープから始まり、店内はベビーカーを押したまま動けるような工夫が随所にあります。テーブルの間隔を広く取り、側にベビーカーを置けるので赤ちゃんと一緒にカフェを楽しめます。 またトイレも入り口を広く取り、中までベビーカーを押して入れるような造りになっています。トイレ向かいの授乳室もベビーカーのまま入れます。 子供向けの絵本やおもちゃを置いたスペースがあり、食事中のお母さんお父さんに負担を掛けないよう、子供が飽きない工夫が随所に溢れるお店造りです。 席の様子
メニュー看板 水谷氏に次のステップは?と質問すると「焙煎」と笑顔で答えてくれました。やはり次なる目標は多くのバリスタの声に重なるロースタリーカフェでしょうか。 更にこれからバリスタという職業を目指す人へ、また既にバリスタとしての経験を積みながら将来の開業を目指す人たちに何が一番大切かを聞いてみました。水谷氏はしばらく考えたあとこう話してくれました。「トップになる気持ちを大切に」多くの経験に学び、様々なアイデアを具体化して今も進化する「Coffee&Baby」。水谷氏のトップを目指す挑戦は今ここに始まったと言えるでしょう。元住吉という地域密着型商圏に花開いた素敵なカフェを訪れた今回の取材は、茹だるような熱さの中で心涼しく、とても良い刺激をいただきました。(T.KOBAYASHI)